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● 建築基準法が改定(これでシックハウス対策が大丈夫?)

 シックハウス対策の建築基準法が施行されました。建材メーカーがしのぎを削ってホルムアルデヒドなどの対策をしてきたにもかかわらず、一向にシックハウスの問題は解決されず、ついには建築基準法で強制的に基準を提示しました。

 その内容はクロルピリホス、ホルムアルデヒドの2種類が規制の対象で、クロルピリホス(防蟻剤の一つ)の添加した建材は使用を禁止し、ホルムアルデヒドについてはその放出量に応じて、建材の量の制限と機械換気設備の設置を義務づけるというものです。天井裏にも建材によっては機械換気設備を設置します。

 建材(複合フローリング、合板、ノリ、ドア、キッチン、塗料、壁材、天井材、下地材など)に使われるホルムアルデヒド放散量をF☆マーク(星の数で放出量を種別)にして、各建材に登録をしてもらうこと。そのF☆マークの使う量に応じて、一時間当たり0.5〜0.7回換気できるよう全ての部屋に機械による強制換気(24時間換気)を付けます。

 しかし、F☆の指定を受けないものがあります。畳、敷居、鴨居、戸当たり、柱、窓枠・ドア枠・階段手摺り・側桁、巾木、笠木、ささら板、親柱、子柱、稼働ハシゴ、可動棚板、框、式台、家具の台輪、幕板、脚などが対象外です。また塗料に関しても水溶系(エマルション系)は対象からはずれているものが多いです。

 2番目に問題なのが換気です。部屋に換気扇と吸気口が各一つあれば、換気が十分に行われるかというと、とても難しいのです。空気の流れができ、同時に空気のわだかまりも出来てしまうからです。簡単な計算上では解決できない問題が残っています。持ち込み家具も規制されていません。家具は建材ほどの規制がなく野放しになっているの要注意です。

 また、機械換気を有効に働かせるために高気密をお勧めしているものがあります。高気密とは壁などの下地にビニールを貼って、部屋の気密を高めるというものですが、そもそもシックハウスの問題は家の気密を高めたから生じたことなのに、それを助長するかの方向で各メーカーが動いています。ちなみに24時間換気システムは一棟で50〜70万円します。

 法律に則って造ってあるから大丈夫と思ったら、あなたの健康は保障されないでしょう。

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更新日2007年5月24日
木こりの家プロジェクト SHOKAN design  (C)大塚尚幹